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机のぐらつきを補強したい!修理方法と脚がぐらつく原因を解説

2023年07月21日

机がぐらついてイライラしたり、気になったりしたことはありませんか?
本記事では、机がぐらつく原因や、それを解消するための効果的な修理方法について、詳しく解説します。
家具の安定性を確保し、快適な環境を手に入れるためのヒントをご紹介します。

机のぐらつきを補強したい!修理方法と脚がぐらつく原因を解説

机がぐらつく原因

机が安定していない状態で使用すると、作業効率が低下し、不快感を与えることがあります。
以下では、机がぐらつくさまざまな原因を解説します。

脚の材質と状態

机の安定性に影響を与える重要な要素の1つは、脚の材質と状態です。
安定性を確保するためには、脚が十分に頑丈であり、傷みや腐食がないことが重要です。
木製の脚が多くの場合、湿気や日常的な使用によって劣化することがあります。
金属製の脚も、錆や曲がりなどの問題を抱えることがあります。
脚の材質や状態を確認し、必要に応じて補強や交換を行いましょう。

接合部の摩耗

机のぐらつきの主要な原因の1つは、接合部の摩耗です。
机の脚や天板が接合される箇所は、時間とともに摩耗し、緩みやぐらつきの原因となります。
特に使用頻度が高い場合や、重い荷物を置いたり移動したりすることで、摩耗が進むことがあります。
接合部の摩耗を防ぐためには、定期的なメンテナンスや必要に応じた補強が必要です。

床との接地不良

机が安定しているかどうかには、床との接地状態も大きく影響します。床が不均一であったり、机の脚が適切に床に接地していない場合、机はぐらつく原因となります。床の表面を平らに整えたり、アンダーレベリングシステムを使用して床との接地を調整したりすることで、安定性を向上させることができます。

脚の下に物が挟まっている

意外と見落としがちなのが、机の脚の下にゴミや物が挟まっていることです。
大した厚みでなくても脚の下に物が挟まっているとその脚だけ高さが合わなくなり、机がぐらつく原因となります。

対処法はシンプルで、机を裏返してから硬く絞った濡れ雑巾で脚の底と床をふき、乾いたら元に戻しましょう。

それでもぐらつく場合は脚の高さがそろっていないことが考えられます。
机を揺らしてみて、短い脚の下にフェルトや紙を敷いて高さをそろえてみてください。
一部の脚の下にだけカーペットやラグを敷いている場合も、脚の高さが合わずにぐらつく原因になるので気を付けましょう。

ボルトやネジが緩んでいる

机の天板と脚の繋ぎ目のボルトやネジなどの金具が緩むのは、ぐらつきで一番多い原因です。
組み立て時にボルトやネジの締め付けが甘かった、または使っているうちに緩んできてしまったことなどが考えられます。
ボルト・ネジは振動でも緩むため、引っ越しの際にトラックで運んでいるうちに緩んでしまったということもあります。

補強材が足りず、ぐらつきやすい構造をしている

デザインや低価格を重視した机では補強材が十分でなく、ぐらつきやすい作りをしているものもあります。
貫と筋交いはどちらも机に安定性を持たせるための補強材ですが、デザインを良くするという観点から省かれることも珍しくありません。

貫(ぬき)とは、机の脚と脚の間に床と水平になるように取り付ける補強材で、筋交い(すじかい)は、脚と脚の間に斜めに入れて堅固な構造にする補強材です。

貫や筋交いがない机は必ずぐらつくというものでもなく、それらを省く代わりに脚と天板の繋ぎ目をしっかり固定することでぐらつきを抑えることができます。
ですが、この繋ぎ目の固定が甘いとぐらついてしまいます。

DIYでテーブルの脚を補強する方法

机のぐらつきは軽度であれば、DIYで補強して直すことができます。
難易度が低い順に紹介するので、簡単な方法から試してみてください。

ボルトやネジを締め直す

まずは、ボルトやネジが緩んでいないか確認しましょう。
机の天板を下にしてひっくり返し、ボルトはスパナか六角レンチで、ネジはドライバーを使って締めます。

このときに注意したいのが、ボルト・ネジは緩くても締めすぎてもいけないという点です。
締めつけが緩いと接合部がぴったりと合わずにグラグラしてしまいますが、締めすぎるとネジと母体(部品)が変形したり割れたりする可能性が。
適切な力加減が大事です。

補強金物で補強する

ボルトやネジを締めてもぐらつく場合は、補強金物を使って机を補強しましょう。
補強金物とは部材と部材を接合する金属の部品です。
L字型やT字型、ハット型などがありますが、机には一般的にL字型の補強金物が使われます。

こちらも作業をするときには机をひっくり返し、天板と脚の角度が90度になっていることを確認しながら補強金物を取り付けていきます。
取り付け部分にでっぱりがある、他の金具が付いているなどL字型の補強金物が使えないこともあるので、あらかじめどんな補強金物が使えるのか確認しておきましょう。

貫で補強する

貫は机の脚と脚の間に取り付ける補強材で、机のぐらつき防止には重要なパーツ。
貫を後から付け足す場合、脚と脚の間隔に合わせた板材を留め具で固定すると簡単です。
DIYに慣れた方で脚が木製なら、ホゾを作って組むと見た目がきれいに仕上げられます。

筋交いで補強する

筋交いは脚と脚の間に斜めに入れる補強材で、斜めに入れることから、そのまま斜め材ともいわれます。
こちらも脚のサイズに合わせた板材を留め具やネジで固定していきます。

貫と筋交いは両方入れると安定性がグッと高まりますが、DIYに自信がない場合はどちらか片方、もしくは補強金物だけでは不十分なときのみに取り付けると良いでしょう。

どうしてもテーブルのぐらつきが直らない場合は専門店に頼もう

補強してもまだぐらつく、あるいはDIYでの補強に不安がある方は専門店に依頼するのがおすすめです。
問題点だけでなく、仕上がりの希望も伝えると店側とのイメージの違いが少なくなって満足のいく結果になりますよ。
DIYでは難しい補強も、プロならば安定性と見た目の両方を兼ね備えたきれいな仕上がりにすることができます。

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机がぐらつくのを防ぐために

机の安定性を維持し、長期間にわたって使えるようにするためには、日常的なケアが欠かせません。
以下では、机がぐらつかないための日常ケアについて解説します。

定期的な点検

机の安定性を維持するためには、定期的な点検が必要です。定期的な点検によって、脚の状態や接合部の摩耗、床との接地状態などを確認し、早期に問題を発見して対処することができます。定期的な点検は、机の安定性を保つために欠かせない作業です。

適切な清掃方法

机を清潔に保つことも、安定性を長持ちさせるために重要です。
しかし、誤った清掃方法だと木材や金属の劣化を招いてしまうことがあります。
適切な清掃方法を選択し、机の材質に適した清掃用品を使用することが大切です。
また、水滴や液体のこぼれた場合には、速やかに拭き取るよう心がけましょう。

まとめ

本記事では、机のぐらつきを解消するための方法をいくつか紹介しました。
効果的に補強する手段は状況によって異なります。
脚部の緩みが原因の場合は締め直しや補強プレートを使用する方法が有効です。
また、床との接地不良が原因であれば、アジャスターやフェルトパッドの取り付けが解決策になることが多いです。

もしダメージが激しい場合には、部品の交換やプロの修理サービスの利用がおすすめです。

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