お役立ちコラム

オフィスチェア | 放置すると危険なぐらつきの原因

2025年08月11日

「座っているとなんだか不安定…」「椅子がグラグラして集中できない」
そんなオフィスチェアのぐらつきは、日常業務にじわじわと悪影響を及ぼします。

実は、原因は一つではなく、キャスター・座面・背もたれなど、さまざまな部品の劣化や緩みが関係していることが多いのです。
本記事では、ぐらつきの原因を徹底解説し、どのタイミングで部品交換すべきかをわかりやすくご紹介します。

オフィスチェア | 放置すると危険なぐらつきの原因

オフィスチェアのぐらつきの原因と部品交換の最適なタイミング

オフィスチェアは毎日の使用による劣化や部品の消耗が避けられません。
ぐらつきが発生した際には、その原因を正しく把握し、最適なタイミングで部品交換や修理を行うことが重要です。
不安定な椅子のまま使用すると体への負担が増し、仕事の効率も下がってしまいます。

そこで本記事では、オフィスチェアのぐらつきの主な原因や、各部品ごとの注意点、交換や修理費用の目安、日常的なメンテナンス方法について解説します。

オフィスチェアがぐらつく主な原因とは

オフィスチェアがぐらつく原因は複数考えられますが、代表的なものは部品の劣化やネジの緩み、接続部の歪みなどです。
特に長期間同じ椅子を使っていると、座面や背もたれ、キャスター部分などに負荷がかかり、徐々にガタつきが生じます。

また、過剰な荷重や偏った座り方も故障を早める要因となります。
まずは、どこにガタつきがあるのかを確認し、原因箇所を特定することが第一歩となります。

座面のゆがみとその影響

座面が歪むと椅子全体のバランスが崩れ、座ったときの安定感が損なわれます。
これにより長時間の作業で腰や背中に過度な負荷がかかりやすくなり、疲労や腰痛の原因となります。

座面のゆがみの主な原因は、構造部材の劣化やフレームの歪み、座面を支えるネジや金具の緩みが挙げられます。
座面が傾いている、異音がする、といった症状があれば早めの点検や部品交換が必要です。

キャスター部分の劣化が起こす不安定さ

キャスターは床との接地面であり、毎日動かすたびに大きな負荷がかかる箇所です。

ホコリやゴミの巻き込み、タイヤ部分の摩耗やひび割れ、軸の変形などが進行するとキャスターがスムーズに回らなくなり、椅子の動作も不安定になります。

これにより体重が片側に偏ったり不意に椅子が傾くなど、安全面でも問題が生じます。
キャスターの異音や動きの悪さを感じたら、早めに清掃や交換を行いましょう。

背もたれ接続部の緩み

背もたれは体重が一番かかる部分であり、長期間の使用や力が加わることで接続部のネジや締め具が緩んでいきます。
これが進行すると、背中を預けたときにグラつきを感じたり、傾きが大きくなる危険性があります。

特にリクライニング機能付きのチェアはこの緩みが起こりやすいため、定期的な点検や増し締めが重要です。
放置していると部品の破損や事故につながる恐れもあるため注意しましょう。

アームレスト部分やネジと締め具のゆるみ

アームレストも日常的に体重がかかったり、立ち上がるときに力を入れることでネジの緩みや金具の摩耗が起こりやすくなります。
アームレストのガタつきは快適性と安全性の両方に影響し、放置すると部材の破損やさらに広範囲な故障に発展します。
ネジや締め具の緩みは、専用工具ですぐにメンテナンスできる場合も多いので、定期的に確認・増し締めを行うことが大切です。

どの部品の交換が必要か見極めるポイント

ぐらつきの原因を特定したら、どの部品を交換すべきかを判断します。
まずガタついたり異音がする部位を目視・手で確かめ、原因箇所が1ヶ所か複数かチェックしましょう。
ネジの増し締めでも直らない場合は部品自体の劣化が考えられます。

座面やキャスター、背もたれ、アームレストなど修理部位によっては部品調達が可能かも重要です。
交換パーツが市販されていない場合はメーカーや業者への相談をおすすめします。

交換修理にかかる費用とその目安

オフィスチェアの部品交換や修理にかかる費用は、症状やブランド、修理内容によって大きく異なります。
例えばキャスターのみの交換なら1,000円〜3,000円程度、座面や背もたれの交換は5,000円以上かかる場合もあります。

業者に依頼する場合は、出張費や作業料が別途必要となるため、全体で1万円程度になることも。
事前に見積もりを取ることで予算の把握と比較検討がしやすくなります。

日々のメンテナンスが故障予防に役立つ理由

日常的なメンテナンスによって、ぐらつきや故障のリスクを大幅に減らすことができます。
具体的には、定期的にネジの増し締めを行い、キャスターのゴミ除去や潤滑剤の塗布、座面や背もたれの点検を心掛けましょう。

異変を感じた初期段階ですぐ対処できれば、大きな修理や高額な出費を避けられます。
さらに、清潔な状態を保つことでパーツの寿命も延び、椅子の快適性も維持できます。

保証期間内の対応についてと業者に依頼する際の注意点

オフィスチェアが保証期間内の場合、無償で修理や部品交換が受けられる可能性がありますので、まずは購入店やメーカーに問い合わせましょう。
保証規約をよく確認し、自己修理を行う前に必ず対応範囲を調べておくことも大切です。

業者に依頼する際は、信頼できる業者選びと複数の見積もり比較、作業内容や保証内容の明記などに注意しましょう。
トラブルを避けるため、書面での契約やアフターサポートの有無も事前に確認しておくことが重要です。

まとめ|オフィスチェアを長く快適に使うためのポイント

オフィスチェアのぐらつきや故障は、日常的な点検や適切なメンテナンスで予防が可能です。
症状が現れた場合は早期発見・対処が重要であり、各部位の状態を定期的にチェックして必要なら部品交換や修理を行いましょう。

保証や修理費用、専門業者の利用にも注意を払い、安全・快適に長く椅子を使い続けることができます。